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蜘蛛屋の棚主、加藤輝代子です。

 

 私はできれば「生きものの気持ちがわかり、代弁できる人」になりたいと思っています。

自然を急激に破壊し尽くし始めた20世紀に、私は生まれました。一からつくろうと思っても、

人間の手からは生み出せない唯一のもの、それが本物の自然です。その自然からの恵みを得て、

これからも人間だけでなく全ての生きものが共に暮らせる社会が続くよう願っています。それには、まず自然に親しみを持ち楽しみ、その不思議を知ることからだと考えています。

 

 私は嫌われものの代表格、クモに興味があります。どうして、クモなのか。しばしば、皆に問われますが、一言でいえば成り行きでそうなったと言うしかありません。50年ほど前、高校時代の  生物部の先輩からの指令という極めて普通のことから始まったのです。

クモは世界には約5万種、日本には1700種が生息しています。身近にいる彼らのお話はいずれどこかでしたいと思います。

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